アメリカでジャズ・オーケストラのホーン奏者からjazzをイメージした作品をオーダー。音符とハートとホーンを隠し絵とした作品。
【花帯5】I邸 クライアントのIさんは 打合せで古民家風の新築に ステンドグラスを入れたいとのことだった。 建物は古民家風のモダンな住居で 造り付けの家具にも拘りを感じる。 話しを聴いてみると、 Iさんは、新築が三軒目で、 今回を人生最後の住居にしたいので 計画も素材も時間をかけて吟味している と仰っていた。 何人かの作家の中で、 私に白羽の矢を立ててくれたのだから 当然、作品にも力が入る。 条件は、モダンな和風建築の リビングの小さな窓に設置。 家族が作品に癒され、 京都らしいはんなりとした色合いと デザインを希望していました。 Iさんのお父様が西陣の関係だったので 作品は西陣の帯紐をモチーフにし、 ガラスは必要使用数の2~3倍を発注し、 色合いと柄を抜粋。 サイズは幅710㍉、高さ296㍉と 小さいけれど建物の窓に入れるので 応力が掛かる部分に補強を入れています。 私が心筋梗塞で倒れ、 復活後の初作品としては これ以上ないものと自画自賛しているが、 やはり、クライアントのご家族に喜んで 頂けることを心から願ってやみません。