2022/03/28 - 本日は版画のサイン入れで村田蓮爾先生にお時間を頂きました。 村田先生が描く緻密で繊細な質感、機械的なものと人物を組み合わせた、独特な世界観をもつ作品はどのようにして生まれたのか、詳しくお話を伺ってきました。 ―村田さんの絵は、最低限のシンプルな線で質感を表現するスタイリッシュな画面構成だと感じたのですが、今のイラストの形が出来上がったのはいつ頃になるのでしょうか? 村田蓮爾(以下村田):多分95年とかですかね。カラーで描き始めてからですよね。その前まではモノクロで、漫画みたいにトーンを貼っていたりしてたんで。トーンはかなり制約があるんですよね。トーン(モノクロ)の中でどうやってグラデーションを出すかは限界があって、カラーは関係ないじ