20世紀の世界文学を揺るがした革命的なムーヴメント“ヌーヴォー・ロマン”の旗手として知られる、アラン・ロブ=グリエの映画監督作品を集めた特集上映「アラン・ロブ=グリエ レトロスペクティヴ」が、11月23日より開催されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。 アラン・ロブ=グリエは、1953年に最初の長編小説「消しゴム」でデビュー以来、近代以降常識とされていた既存の枠組みを解体する小説を次々と発表、当時世界文学を席巻していたサルトル、カミュらに代表される実存主義に引導を渡した“ヌーヴォー・ロマン(新しい文学)”の代表的作家として、その作品群は後世にも絶大なる影響を与え続けている。